小田川を美しく彩る井原堤の桜

岡山県井原市内を流れる小田川の両堤に、約800本のソメイヨシノが約2km続く桜並木は県内有数の人気お花見スポットです。美しい桜のトンネルと小田川の景色は、時間の流れを忘れるほどの素晴らしい絶景です。散策しながらゆっくりとお花見を楽しむことができる井原提の桜について紹介します。

井原提の桜について

井原堤とは井原市の中心部を流れる小田川（高梁水系）の堤防のうち、桜が植えてある区間の通称で岡山県有数の桜の名所です。井原市井原町から井原市七日市町にかけての約2kmにわたり、約800本のソメイヨシノが植えられています。桜の時期には「井原桜まつり」が開催され、井原堤と相原公園の2か所でボンボリが灯され、夜桜が楽しめます。ボンボリの灯が夜の川面に映り込んだ幻想的な景色は、多くの花見客を魅了しています。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2022年の井原桜まつりは中止となっています

井原堤の桜様子

桜橋公園周辺の桜の様子

小田川にかかる桜橋を渡ると桜橋公園があります。井原桜祭りの際は、この公園でイベントが開催されます。公園には子供が遊べる遊具があり、親子ずれに人気の場所となっています。

桜橋公園から河原に降りることができ、川遊びをする子供たちの様子も多くみられました。ただ、河原の石はごろごろと大きく、転ばないように注意して歩いてください。ヒールではおそらくこけます（笑）

桜橋公園内にはたくさんの桜の木が植えられており、平地で各所にベンチも設置されていることから、お花見には絶好の場所です。小田川を挟んだ対岸の桜並木も見事です。

井原堤桜並木の様子

桜橋から南に土手沿いを歩くと大正橋（上の写真に写っている橋）があり、大正橋を渡ると「井原堤の桜」と書かれた石の門標があります。この門標からの桜並木が大変綺麗で何枚も写真を撮ってしました。並木道から河川敷に降りる階段や道が所々にあるので、河川敷で座ってゆっくり花見を楽しむこともできます。

さらに南に進むと、青色の井原大橋、そのまた先には赤色の日芳橋があり、日芳橋あたりまで桜並木が続いています。約2kmほどもある桜並木道を端から端まで見るとなると時間と体力がいりますが、美しい桜トンネルを見ながら歩けば、あっという間かもしれません。

桜の見ごろについて

例年では3月下旬から4月上旬ごろに見ごろを迎えます。私が訪れたのは2022年4月1日で、桜がちょうど満開を迎えたところでした。桜の開花状況はその年の気候によって変動するので、開花状況を確認していくのがよいでしょう。

井原堤の桜の開花状況はこちらから

https://www.okayama-kanko.jp/sakura

井原堤の桜の基本情報