ロマンチックな紅葉が楽しめる！深山イギリス庭園

岡山県玉野市にあるみやま公園敷地内にある深山イギリス庭園では、様々な花や草木が植えられており、四季を問わず楽しむことができます。その中でも秋の紅葉は、イギリス庭園の雰囲気をよりロマンチックに彩り見ごたえがあります。紅葉シーズンになると多くの人で賑わう、岡山の紅葉スポットです。深山イギリス庭園の紅葉の様子や見ごろなどについて紹介します。

深山イギリス庭園について

深山イギリス庭園は岡山県玉野市にある「みやま公園」の敷地内にあり、無料駐車場の横の子供たちが遊べる芝生広場に隣接した場所にあります。みやま公園は、標高50～180m、約200haの広大な敷地を誇り、5つの池が点在する、自然豊かな都市公園です。園内には、ツツジ、モミジ、桜、梅、ツバキなど300種を超す約15万本を植栽しています。そんな深山公園内にある深山イギリス庭園は、 市制60周年記念事業として 基本設計をイギリス人庭園技師のピーター・サーマン氏に依頼し、 玉野市役所都市計画課が整備したもので平成12年８月６日に開園しました。「20世紀における伝統的な英国庭園」を基本コンセプトに、8つのテーマガーデンから構成され、それぞれのテーマに基づいて植栽された花や樹木は四季折々の自然と見事に調和してイギリスの歴史と文化を感じさせてくれるます。庭園では、フウ、ジューンベリー、ハナミズキ、ニシキギ、オオデマリなどの紅葉を楽しむことができます。

庭園の紅葉の様子

庭園のエントランスを抜けると、カナールと呼ばれる池のある庭があり、池には鯉が泳ぎ、睡蓮の葉が浮いています。池の周りにはいくつかイスやテーブルが設置されており、座って池や周りの紅葉を楽しむことができます。

カナールを過ぎると、動物の神や聖女などの12体の彫刻が並ぶ彫刻の回廊があります。整然と配置された彫刻は、ヨーロッパ独特の石灰岩ライムストーンを原材料にしており、イギリスの伝統的な庭を感じることができます。

彫刻の回廊を駐車場方面に進むと鮮やかに色づいたモミジバフウが植えられており、落葉した葉を見るとカエデに似ています。高さが20～25メートルほどあって存在感がり、色も鮮やかなので写真撮影にはおすすめの場所です。

モミジバフウの木の下は落葉した鮮やかな葉で敷き詰められて、星屑の様に綺麗です。背の低い子供の写真を撮るときも、この場所はおすすめスポットです。

紅葉シーズンにも薔薇の庭には数は少ないですがバラが咲いています。イングリッシュローズとつるバラが約100株植栽されていて、5月下旬から6月上旬が見ごろで、美しいバラが楽しめます。庭の真ん中には噴水が設置されており、噴水の水の音が澄んで落ちついた秋の空気に響いて秋の情感を感じさせてくれます。ちなみに奥にちらっと見えるものは水の庭にあるトリプルドルフィンの噴水で、深山イギリス庭園のシンボルマークになっています。

庭園の最も奥にある白色の庭には可憐で可愛らしい数種類の白花が植えられていて、とても癒される庭となっています。白い庭も素敵なのですが、私的に一番おすすめしたいスポットが白い庭の入り口前あります！とくに名前は付けられていない場所ですが、色鮮やかに紅葉したジューンベリーの木々の間に白のフロールカフェテーブルが1セット置かれていて、それはもう絵画のような景色です。

テーブルの上にはアンティーク調のランプが置かれて、イギリスの秋のアフタヌーンティーを連想させます。写真映えするスポットなので、ぜひ立ち寄ってこの美しい景色を写真に収めてみてください。

紅葉の見ごろについて

例年では10月下旬から11月下旬にかけて見ごろを迎えます。

みやま公園の紅葉の色づき状況についてはこちらを参考にしてください

深山イギリス庭園の基本情報