岡山県岡山市吉備津にある吉備津神社は、吉備国の総鎮守で、県内では最も古く大きな神社です。境内にはあじさい園があり、例年6月中旬になると、約1500株のあじさいが美しく咲き誇ります。約400mある廻廊の途中から、岩山宮へと続く参道の両側が、青や紫色のあじさいで埋め尽くされます。青や紫色のグラデーションが美しいアジサイロードは圧巻です。吉備津神社のあじさいの様子や見ごろなどについて紹介します。
吉備津神社について
岡山県岡山市吉備津にある神社で、ご祭神は「桃太郎」のモデルとしても有名な吉備津彦命を祀っています。吉備国の総鎮守で、県内では最も古く大きな神社です。本殿・拝殿の建築様式は吉備津造または比翼入母屋造と呼ばれ、国宝となっています。境内にはあじさい園があり、例年6月旬に中旬になると、約1500株のあじさいが美しく咲き誇ります。本殿から南の本宮社をつなぐ約400mにもおよぶ廻廊(県指定文化財)の途中から、吉備津神社の末社である岩山宮へと続く参道の両側が、青や紫色のあじさいで埋め尽くされます。青や紫色のグラデーションが美しいアジサイロードは圧巻です。
あじさいの様子
自然の地形そのままに一直線に建てられた、約400mにもおよぶ廻廊の途中からまっすぐに岩山社へ続く参道の両側には、青から紫のあじさいが参道を覆うように斜面一面に咲き誇ります。このまっすぐ長いアジサイロードはあじさい園の一番の見どころとなっています。つい写真に収めたくなる美しい梅雨の参道です。
参道沿いのあじさいは一つ一つが大きく、その重さで参道に頭を垂れるようにあじさいが咲き並んでします。石段を登ったり、降りたりする際には肩や腕にあじさいが当たるほどあじさいが近く、全身であじさいを感じることができます。
特に朝の時間帯は訪れる人も少なく空気が澄んでいて、より綺麗なあじさいを見ることができます。美しい青色の涼やかなあじさいが、梅雨のじめじめとした暑さを忘れさせてくれます。岩山社へまっすぐに伸びる参道の途中には、所々に脇道に入る通路があり、より近くであじさいを楽しむことができます。先ほどのメイン参道とは違い、より自然で静かな雰囲気が漂います。
あじさい園というだけあり、どの道を通ってもあじさいだらけです。少し傾斜のきつい道や足場の悪い箇所もありますが、あじさいが360度覆う道を進んでいくのはとてもワクワクします。吉備津神社のあじさい園は、県内でも人気のあじさいスポットで、ぜひ訪れて梅雨の花見を楽しんでいただきたいです。
紫陽花の花言葉:「青=辛抱強い愛情」、「赤・ピンク=元気な女性」、「白=寛容」
あじさいの見ごろについて
あじさいの見ごろは、例年6月中旬~7月上旬ごろとなっています。
吉備津神社の基本情報
所在地
〒701-1341 岡山県岡山市北区吉備津931
営業時間
5時~18時(受付所・祈祷受付9時~14時30分、鳴釜神事9時~14時、授与所・御朱印9時~16時)
拝観料
無料
駐車場
有り(450台の無料駐車場有)
問い合わせ先
086-287-4111